なにかの技術メモ置き場

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@インフラエンジニア

自作キーボード「exmp」を作ってみた

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目次

概要

自作キーボード(マクロパッド)「exmp」のビルドログ。

経緯

  • 自作キーボード「sphh jp」のはんだ付けに失敗した際に、実は練習用に購入していた。 none06.hatenadiary.org
  • 結局「sphh jp」が無事完成したため本来の役割を果たせなかったが、純粋に表面実装の練習としてビルドすることにした。

構成

今回作成したキーボードの主要パーツは以下。

  • Keyboard: exmp
  • Keyswitch: Kailh BOX スイッチ 黒
  • Keycap: DSA 無刻印キーキャップ 水晶

準備

以下の工具一式を揃えた。 none06.hatenadiary.org

部材購入

部材 製品名 価格 入力先 備考
キット 【委託】exmp 基本キット 3,960 https://shop.yushakobo.jp/products/2928 -
スイッチソケット(MX用) スイッチ用PCBソケット(10個入り) 165(165*1) https://shop.yushakobo.jp/products/a01ps?variant=37665172521121 -
キースイッチ(MX互換) Kailh BOX スイッチ(10個) 黒 462(462*1) https://shop.yushakobo.jp/products/kailh-box?variant=37665170587809 -
キーキャップ(MX互換) DSA 無刻印キーキャップ(1個) 水晶 440(55*8) https://shop.yushakobo.jp/products/dsa-blank-keycaps?variant=37665598668961 -
USB ケーブル(TypeA to micro) - - 家に転がっていたもの -
合計 - 5,027(+α) - -

手順書(ビルドガイド)

製作者であるa bit keysさまのビルドガイドを参照。 abitkeys.com

作業ログ(ビルドログ)

開封

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はんだ付け

今回は完了した写真だけ。
使われる素子は「sphh jp」と全く同じ。まさに練習用にうってつけ。 f:id:none06:20220113015425j:plain

PCとの接続確認

micro USBケーブルでPCに接続する。今回は一発で認識した!
前回「sphh jp」をインストールした際にドライバがインストールされたためか、デバイスマネージャでは「libusb-win32 devices」配下に表示された。 f:id:none06:20220113203956p:plain

ファームウェアの書き込み

「exmp_rev1_via.hex」をダウンロードし、QMK Toolboxでインストールする。 f:id:none06:20220113021909p:plain

トッププレートにネジとスペーサーを固定

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トッププレートにキースイッチを固定

この素材なら割れない。 f:id:none06:20220113020417j:plain

トッププレートとキースイッチを基盤に固定

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各キーの認識確認

https://config.qmk.fm/#/test/
デフォルトキーマップは12345678f:id:none06:20220113021921p:plain

エッジプレートとゴム足の取り付け

むき出しの基盤が良い。 f:id:none06:20220113020528j:plain

キーキャップの取り付け

キースイッチの軸が見えるクリアなキャップを選定。素材はABS。 f:id:none06:20220113020547j:plain

キーマップのカスタマイズ

VIAを使用する。以下のサイトを参考にした。 salicylic-acid3.hatenablog.com 今回は「BASIC」だけで。「MACRO」や「LAYERS」もいずれ使いたい。
なんとなく移動キーを詰め込んでみた。 f:id:none06:20220113204517p:plain 動作確認をして完了。 f:id:none06:20220113210122p:plain

完成!

f:id:none06:20220113020602j:plain f:id:none06:20220113020608j:plain f:id:none06:20220113020613j:plain f:id:none06:20220113020558j:plain ベゼルが極限まで薄い。この点がa bit keysさまの製品の魅力だと思っている。

あとがき

今回は楽しんで表面実装のはんだ付けができた。マクロパッドとしての使い道が未定だが、おもむろにカチャカチャ触っているだけでも心地良いので満足している。

参考記事

abitkeys.com