KVMゲストマシンのブートデバイス指定 - 「インストール時」編

概要

KVMゲストマシン作成"時"のブートデバイスやインストールソースの指定方法をまとめた。
ゲストマシン作成"後"はこちら。
none06.hatenadiary.org

サマリ

ブートデバイスの指定例

オプション	意味	備考
--boot network	NWブート	--pxeと同義
--boot cdrom	ODDブート	ODD:Optical Disk Drive:光学ディスクドライブ-
--boot hd	HDDブート	-
--boot network,cdrom,hd	NW→ODD→HDDの起動順序	-
--boot hd,menu=on	HDDブート	ブートメニューあり
--boot menu=on	デフォルト時はHDD→ODD→NW(実績)	ブートメニューあり

物理マシンでいうところのBIOSに相当。

インストールソースの指定例

オプション	意味	備考
--cdrom '<ISOファイル>'	ISOファイル	メニュー画面が表示される
--location '<ISOファイル>'	ISOファイルの中身	直接initrdやvmlinuzを読みにいく
--location '<ディレクトリ>'	ローカルリポジトリ	ISOファイル指定と同義
--location '<リモートリポジトリ>'	リモートリポジトリ	httpやftpのURLを指定
--pxe	PXEブート	--boot networkと同義

実行例

環境

ホストマシン	OS
kvm01	CentOS8

ゲストマシン	OS
guest01	(ANY)

TBD

TBD

補足

他にもあるけど未検証。使う機会があれば追記していく。

[root@kvm01 ~]# virt-install --help
・・・
インストール方法のオプション:
  --cdrom CDROM         CD-ROM インストールメディア
  -l LOCATION, --location LOCATION
                        Distro install URL(例えば https://host/path) 詳しくはman
                        pageから個別のサンプルを見てください。
  --pxe                 PXE プロトコルを使用してネットワークから起動します
  --import              既存のディスクイメージを使用して仮想マシンを構築します
  -x EXTRA_ARGS, --extra-args EXTRA_ARGS
                        --location から取得したカーネルに、ブート時に渡す追加の引数
  --initrd-inject INITRD_INJECT
                        --location から取得した initrd の root に、ローカルの任意のファイルを追加します。
  --unattended [UNATTENDED]
                        Perform an unattended installation
  --install INSTALL     Specify fine grained install options
  --boot BOOT           ゲストの起動方法を設定します。例:
                        --boot hd,cdrom,menu=on
                        --boot init=/sbin/init (Linuxコンテナ向け)
  --idmap IDMAP         Enable user namespace for LXC container. Ex:
                        --idmap uid.start=0,uid.target=1000,uid.count=10
・・・

参考サイト

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